パナシア・セミナー

セミナー

パナシアでは、弊社エグゼクティブ・アドバイザーの林健一氏を講師に迎え、毎年、下記のメディカルライティング関連セミナーを開催しており、今月より今年度開催予定のセミナーの参加申し込みを受け付けを開始しました。

・ わかりやすい文章の書き方
・ 治験総括報告書の作成方法
・ Common Technical Document(CTD)第2部の臨床部分の作成方法

つきましては、下記に記載した《セミナーの概要説明》《参加申込のご案内》の説明をご参照の上、セミナーへの参加を希望される方は所定の要領にて参加申込をお願いいたします。

セミナーの概要説明

■ 講 師: 林 健一(株式会社パナシア エグゼクティブ・アドバイザー)
■ 対 象: 医薬品の開発や承認申請に関与する方
■ 定 員(各セミナー): 50名
■ 受講料(各セミナー1名あたりの料金):
一般 50,000円(税込55,000円)/弊社登録フリーランサー 25,000円(税込27,500円)
■ 開催方法: Zoomウェビナーを使用したライブ配信セミナー
※ 本セミナーはライブ配信のみとなり、録画の配信は予定しておりません。何卒ご了承ください。
■ 各セミナーの開催日程:

セミナータイトル 開催日程
わかりやすい文章の書き方 2025年9月24日(水)、10月1日(水)
治験総括報告書の作成方法 2025年10月22日(水)、29日(水)
CTD第2部の臨床部分の作成方法 2025年11月19日(水)、26日(水)

※ 各セミナーとも2日間に分けて開催し、講義時間は約3時間(13:00~16:00)となる予定です。いずれのセミナーでも、講義終了後にご質問をお受けいたします。

■セミナーテキストの配付方法: PDFをメールで配布
※ PDFの複製及び転送は固くお断り申し上げます。また、PDFはセミナー参加者の個人用フォルダに保管し、参加者以外がアクセスできる共有フォルダへの保管はお控えくださるようお願い申し上げます。

【セミナーの開催に際して(セミナー講師・林 健一)】

このたび、医薬品の開発や承認申請に携わる方々を対象としたセミナーを開催することとなりました。開催するセミナーは「わかりやすい文章の書き方」「治験総括報告書の作成方法」「CTD第2部(臨床部分)の作成方法」の3つで、各セミナーとも3時間の講義を2回実施する構成にしております。各セミナーは単独で受講することが可能で、すべてを受講する必要はございません。

いずれのセミナーでも、基本に立ち返った解説に重点を置きます。すなわち、文章の書き方を解説する際には、「どうすれば読者に情報が伝わるか」という視点でポイントを整理します。また、治験総括報告書やCTD第2部(臨床部分)の作成方法を解説する際には、単に記載例を示すのではなく、「規制当局の審査員が臨床試験成績を評価する際にはどのような情報に注目するのか」を整理しながら、治験総括報告書や臨床概括評価、臨床概要の構成が理解できるようにいたします。

このため、3つのセミナーは医薬品の承認申請資料を作成する方々だけでなく、資料をレビューする方々や、医薬品の開発や承認申請に必要な知識を身につけたい方々にとっても有用ではないかと考えております。特に、「わかりやすい文章の書き方」は、申請資料だけでなく、メールも含めた文章の書き方全般に役立つ内容となっております。

【各セミナーの内容】
(1) わかりやすい文章の書き方
1日目は、最初に情報を伝える際の基本原則を整理します。その後、読者が情報を誤解しかねないセンテンス(文)の問題点を示し、誤解を招きにくい書き方を解説します。続いて、センテンスとセンテンスのつながりをよくするための留意点、文書全体を通してキーワードを一貫することの重要性を解説し、最後に文章を書く際に参考となる指針をご紹介します。

2日目は、根拠と主張(結論)の関係を身近な例を用いて示した後、読者が情報を理解しやすいパラグラフの書き方を解説します。あわせて、論理的な文章を書くための参考となるよう、論証の基本構造をご紹介します。さらに、効率的に文章を見直すためのエディティング技術を解説するとともに、この技術を応用した文書のレビュー方法をご紹介します。

1日目・2日目のいずれも、講義の途中に演習の時間を設け、わかりにくい文章を参加者自身で書き直していただきます。

プログラム

9月24日(水) セミナー1日目
13:00-16:00
(途中休憩あり)
・業務で文章を書く際の基本原則
・わかりやすいセンテンスの書き方(演習あり)
・センテンスとセンテンスのつなぎ方
・文書全体を通した用語の一貫性
・参考:公用文のスタイル
16:00-16:15* 質疑応答、株式会社パナシアからのご案内
10月1日(水) セミナー2日目
13:00-16:00
(途中休憩あり)
・根拠と主張(結論)との関係
・わかりやすいパラグラフの書き方(演習あり)
・承認申請資料への応用
・体系的なエディティング技術
・用語の使い分け、略語の使い方
・エディットとレビュー
16:00-16:10* 質疑応答

*終了時刻は、質疑応答の状況によって若干変動する可能性があります。

(2) 治験総括報告書の作成方法
人工知能の技術を用いた文書の自動作成が急速に進む現在、治験総括報告書の執筆者に要求される能力は、正確なコピー&ペーストでテンプレートを文章や図表で埋めることから、「規制当局の審査員が臨床試験成績を評価するためには、どのような情報が必要か」を理解した上で全体を仕上げることに変わりつつあります。幸い、「治験の総括報告書の構成と内容に関するガイドライン(薬審第335号)」には、臨床試験成績を評価する際の留意点が盛り込まれており、薬審第335号をきちんと理解すれば、審査員が要求する情報を効率よく記載できるようになります。

以上を踏まえ、本セミナーでは、各種のガイドラインを適宜参照しながら、背景も含めて薬審第335号の内容を解説し、試験デザインや結果を記載する際のポイントが理解できるようにいたします。特に、「12章 安全性の評価」を記載するためには、安全性データの評価方法を理解することが必要ですので、関連するガイドラインの内容を要約した後、12章の書き方を解説します。

プログラム

10月22日(水) セミナー1日目
13:00-16:00
(途中休憩あり)
・臨床試験成績報告時の目標
・外的妥当性と内的妥当性(バイアス、ばらつき)
・薬審第335号の解説
1日目は薬審第335号の1~9章を解説します。ここでは、臨床試験のデザインを記載する際のポイントを解説します。
16:00-16:15* 質疑応答、株式会社パナシアからのご案内
10月29日(水) セミナー2日目
13:00-16:00
(途中休憩あり)
・薬審第335号の解説
2日目は薬審第335号の10~13章を解説します。ここでは、臨床試験の結果や考察を記載する際のポイントを解説します。
16:00-16:10* 質疑応答

*終了時刻は、質疑応答の状況によっては若干変動する可能性があります。

(3) CTD第2部の臨床部分の作成方法
2001年6月に「新医薬品の製造販売の承認申請に際し承認申請書に添付すべき資料の作成要領」が通知されてから20年以上が経過しましたが、臨床概括評価や臨床概要の構成を把握することは今でも容易ではありません。このため、どうしても作成要領の細かな文言にとらわれてしまい、その結果、異なるセクションの記載内容が重複してしまうことにお悩みの方も多いと思います。また、本作成要領は2017年2月に改正されましたが、この改正は構造化されたベネフィット・リスクの評価方法を踏まえたものです。したがって、「2.5.6 ベネフィットとリスクに関する結論」を記載するためには、この評価方法の概要を理解することが必要となります。

以上を踏まえ、本セミナーではCTD第2部(臨床部分)の構成が理解できるようになることに重点を置き、1日目に臨床概括評価の書き方、2日目に臨床概要の書き方を解説します。また、臨床概括評価の書き方を解説する際には、実際の照会事項の事例を適宜交え、どのようなことが承認審査に要求されるのかがわかるようにします。一方、臨床概要の書き方を解説する際には、規制当局のウェブサイトに公開された申請資料の記載例を示し、具体的な書き方を把握できるようにします。

プログラム

11月19日(水) セミナー1日目
13:00-16:00
(途中休憩あり)
・薬生薬審発0202第1号の解説
1日目は、実際の照会事項の事例を適宜交えながら、臨床概括評価の書き方を解説します。あわせて、構造化されたベネフィット・リスクの評価方法も解説します。
16:00-16:15* 質疑応答、株式会社パナシアからのご案内
11月26日(水) セミナー2日目
13:00-16:00
(途中休憩あり)
・薬生薬審発0202第1号の解説
2日目は、国内で承認された品目の臨床概要の書き方を適宜紹介しながら、臨床概要の書き方を解説します。
・米国食品医薬品局のSummary Reviewの紹介
米国で承認された品目のSummary Reviewをご紹介し、ベネフィット・リスク評価の書き方のポイントを解説します。
16:00-16:10* 質疑応答

* 終了時刻は、質疑応答の状況によって若干変動する可能性があります。

【講師略歴】:林 健一 氏
■ 所 属
株式会社パナシア エグゼクティブ・アドバイザー
アラメディック株式会社 代表取締役
東京大学大学院医学系研究科 非常勤講師

■ 略 歴
東京大学薬学部卒。製薬企業で臨床試験の統計解析・新薬開発のプロジェクトリーダー・医薬品の承認申請資料作成業務を担当した後、2007年に開発業務受託機関「アラメディック株式会社」を設立し、代表取締役に就任する。さらに、2019年4月付で株式会社パナシアのエグゼクティブ・アドバイザーに就任する。現在は、医学論文の投稿用原稿の作成業務や承認申請資料のレビュー業務を受託している。あわせて、臨床研究方法論やメディカルライティングなどに関する講義を大学及び製薬企業で実施している。

林氏によるコラム「ライティング徒然草」を本サイト内に好評掲載中です。
CSRやCTDの書き方の参考になる内容ですので、ぜひご覧ください。

コラム「ライティング徒然草」

参加申込のご案内

セミナーへの参加を希望される方は、参加ご希望のセミナーの下記リンク先にアクセスいただき、必要事項をご入力のうえウエビナーのご登録をお願いいたします。なお、ご参加の申し込みはセミナーごとに必要です。

Zoomウエビナー 参加登録用URLのリンク セミナー開催日
「わかりやすい文章の書き方」の参加登録 9月24日(水)、10月1日(水)
「治験総括報告書の作成方法」の参加登録 10月22日(水)、29日(水)
「CTD第2部の臨床部分の作成方法」の参加登録 11月19日(水)、26日(水)

※ お申込みの締め切りは、各セミナー1日目の10営業日前までとしております。
なお、申し込み方法等についてご不明な点がございましたら、下記セミナー事務局までお気軽にお問い合わせください。

セミナー事務局:担当者 中村/福本/逢坂
連絡先 電子メール:seminar@panacea-mw.co.jp
連絡先 電話:03-6777-9675

【ウエビナー登録後からセミナー当日までの主な流れ】

  • ウエビナー登録にてご希望のセミナーへの参加を申し込みいただいた後、Zoomから参加用URLが記載された申込み確認のメールが届きます。その後、セミナー事務局より受講料の請求書を添付したメールを送信いたしますので、申し込み内容をご確認の上、指定の口座に受講料のお振込みをお願いいたします。
  • 受講料の振込み期限は、各セミナー1日目の7営業日前までとさせていただきますが、遅れる場合は、事務局までご連絡ください。
  • 弊社での確認作業の都合で恐縮ですが、振込み予定日がお分かりになりましたら、セミナー名及び参加者名を合わせてセミナー事務局までメールでご連絡ください。特に、同じ会社様より複数名でお申し込みの場合は、参加者様ごとにお振込みを特定する必要がありますので、ご協力いただけますと幸いです。
  • 弊社にて受講料の入金が確認できましたら、メールでお知らせするとともに、領収書をご希望の方には、領収書原本を普通郵便で送付します。
  • 各セミナーの講義テキスト等の資料は、セミナー1日目の5日前を目安に、メール添付にてご提供予定です。
  • セミナー当日は、ウエビナー参加用URLにアクセスしてセミナーにご参加ください。参加用URLには開始時刻の15分前からアクセス可能です。なお、ウエビナーへの参加用URLは、申込み確認メールでご連絡しますが、リマインダーメール(セミナー開催日の1日前とセミナー開始1時間前に送信予定)でも再度お知らせします。

【キャンセルの取扱い】

ウエビナー登録後、やむを得ない理由によりセミナーへの参加が難しくなりキャンセルされる場合は、セミナー事務局までご連絡ください。

なお、代理人の参加も可能ですので、その場合はセミナー事務局宛てに、当該セミナー1日目の前日までにメールでご連絡ください。追って、参加者の変更に必要な手続きをお知らせいたします。

代理人の参加が不可の場合は、ご連絡いただいた時点でキャンセルを承ります。テキストの配布前にご連絡をいただた場合は、キャンセル料をご請求することなく、全額を振込先の口座にご返金いたします。テキストの配布後にご連絡をいただいた場合は、受講料の半額をキャンセル料として申し受け、残額を振込先の口座に返金いたします。領収書を受領済みの場合は、弊社宛にご返送をお願いします。修正(金額を半額)した領収書を再発行し送付させていただきます。

 

【個人情報の取り扱い】

お申込みに際しては、下記の株式会社パナシアの個人情報保護方針をご確認ください。なお、株式会社パナシアが、氏名等の個人情報を本セミナーへの登録及び弊社からの情報提供以外の目的で使用することはございません。

株式会社パナシア 個人情報保護方針

【よくあるご質問(FAQ)】

  ご質問 回答
1社で複数名の受講を申し込む場合、人数分をまとめての申し込みも可能ですか。 可能です。人数に応じた個別の対応をさせていただいておりますので、参加予定人数とあわせて事務局にお問い合わせください。
領収書は発行してもらえますか? ご要望に応じて発行します。領収書が必要な場合には、お申し込み情報のご登録時に、領収書の有無を選択いただき、必要事項を入力してください。ご入金の確認後に普通郵便にて送付させていただきます。
講義テキストは、会社宛ではなく、自宅にも送付してもらえますか? 講義テキストはPDF形式でメール添付にてご提供させていただく予定です。前回までは製本した資料を送付していましたが、今回よりPDF(電子ファイル)に変更しました。
後で見返すために、録画の発信はありますか? 申し訳ありません。本セミナーは質疑応答に対応した参加型で実施するため、録画配信は行いません。
受講者側でのZoom機能(カメラ、マイク、Q&A、チャット等)の設定はどうなりますか? 受講者側のカメラはオフの状態で参加していただきます。マイクも聴講時はオフにしていただきますが、質疑応答の際に必要に応じて主催者側でマイクをオンに切り替えます。Q&Aは聴講時に画像や音声の乱れ等があった場合に、事務局への連絡手段としてご利用いただけますが、チャットは使用不可としております。

 以上。